団塊!痛快ラジオ放送局(FM-Hi 76.9MHz)

高岡基さん(演劇人)- 2011年5月16日放送分


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高岡さんとは実に長い付き合いだ。「つれ」とか「腐れ縁」とかそんな言葉が浮かぶほどだ。自分もかなり自由に生きてきた、
と思うが高岡さんは更にその上をいく自由人。いつも飄々と、しかし着実に自分の道を歩んでいる。
静岡でかれこれ40年演劇を続けている高岡さんとの話は、演劇やアートの話へと向かった。
(甲賀雅章)

高岡さんが演劇に出会ったのは、静岡大学に入学してからである。
別に役者になろうとか思っていたわけではなく、絵を描いていたので舞台芸術だったら出来るかな、といったものだった。
出会いは偶然に近いものだったが、結局この出会いがきっかけで以後40年近く演劇と一緒に生きていくことになるのだから人生は面白い。

最初は自分たちのやりたい劇をつくるために立ち上げた劇団であった。しかしそこによくありがちな芸術論や演劇論があったわけではなさそうだ。
それこそ飄々と静岡に根付く形で続けてきた。東京に向かい大きくなるとか、著名な脚本家を目指すとか、そんな方向性とは別の生き方。
好きな演劇を続けていくために、やれることを続けてきたことがお話しの端々から感じられる。これも一つの生き方、覚悟である。

いま静岡の演劇シーンはやや低調だ。10年前には20以上あった劇団も今や半分以下だそうだ。
それでも好きな演劇やアートの支援をすべく、一般社団法人をたちあげた。「静岡アート支援機構」だ。
いままで練習場としてつかっていた建物を「アトリエみるめ」として表現活動発表の場として使えるようにした。
今後はここを拠点に静岡のアートを盛り上げていくことになるのだろう。

世の中に、多様なモノがあればあるほどお互いに刺激し合いより活力ある世の中になっていく。
そのために、アートは必要なのだ。しかしそのアート(文化芸術)は支える仕組みがないと根付き育っていかない。
食えるのか?と問われれば、食えないよと即答できる。それでも、それが必要ならば、創る。
飄々と一見ぶきっちょそうにみせながら、しかし、着実に目標に向かう姿勢はどこか素敵だ。

高岡さんの人生を旅にたとえると、高岡さんはどんな旅の途中なのだろうか?
答えは番組の最後のお楽しみ。(文・深野裕士)

挿入曲

裏窓・浅川マキ
魚のいない水族館・藍川由美(pf 林光)

高岡基(1951年 静岡市出身)

劇団らせん劇場 代表   
一般社団法人 静岡アート支援機構(アトリエみるめ)専務理事

アトリエみるめ 
「アトリエみるめ」とは・・・
静岡市駿河区寿町にて、2002年から複数の劇団が共同で稽古や公演を行ってきた施設、
寿町倉庫をあたらしい静岡発のアート拠点として整備しました。