あらすじ
春の日曜日の午後。桜は散った。彼女たちは交通事故で入院中の同僚のお見舞い帰りにカフェでお茶をしている。今日は寿退社する別の同僚の結婚式の余興の打ち合わせをしなければいけないのだけど気分じゃない。入院中の彼女の治療痕があまりにもショッキングだったから。「目に見える身体の一部欠損」を負った彼女をどのようにサポートしていくか。それぞれの事情や思いに“繋がれた”ところから激しい議論が交わされる…。
様々なところで様々な団体に戯曲をつかってもらい、全部あわせたら100ステージ近く上演されているiakuの代表作のひとつ。その観察眼、描写力で「婦人科劇作家」の異名をとった。
第1回せんだい短編戯曲賞受賞作。
作・演出:横山拓也
出演:橋爪未萠里〈劇団赤鬼〉、吉川莉早、海老瀬はな
公演概要
日時 9月23日(日) 13:30開演(13:00開場)入場料 大人 1,000円・小中高生 500円・未就学児無料
会場 川根本町文化会館 ホール(静岡県榛原郡川根本町東藤川909-1、地図/https://goo.gl/maps/gfmxSV45H2m)
アクセス ○大井川鉄道「千頭駅」から徒歩約15分 ○新東名「島田金谷IC」より国道473号線を車で約60分
出演者プロフィール
橋爪未萠里〈劇団赤鬼〉
1988年2月22日生まれ。兵庫県出身。A型。神戸に生まれ、神戸で育つ。 2007年に神戸を拠点とする「神戸から飛び出したホッとプレゼンターズ」劇団赤鬼に入団。以降すべての作品に参加。他にも客演多数。iaku作品には『目頭を押さえた』『流れんな』『walk in closet』『車窓から、世界の』『粛々と運針』に続き6作目の出演。
吉川莉早
1985年8月23日生まれ。奈良県出身。GIFT所属。 大学在学中に京都を拠点に活動する劇団「悪い芝居」入団。主にヒロインを務める。2010年に退団後は活動の場を東京に移し、映画、CM等にも出演。近年の出演に映画「天使のいる図書館」(監督/ウエダアツシ)、舞台「コテンパン・ラリー2」(ヨーロッパ企画イエティ)、「遊星ブンボーグの接近」(ヨーロッパ企画)などがある。
海老瀬はな
1985年生まれ、京都府出身。短大を卒業後に松竹に入社、06年に映画デビュー。「築城せよ!」(09/古波津陽監督)にてヒロイン、「京都太秦物語」(10/山田洋次・阿部勉監督)にて主演。明るく頑張る良い子、的な役柄が多い。趣味は読書、散歩、整理整頓。B型に憧れるA型。近年の出演作に「種まく旅人〜夢のつぎ木」(16/佐々部清監督)、「こいのわ〜婚活クルージング」(17/金子修介監督)などがある。
演劇ユニットiaku

横山拓也
劇作家・演出家の横山拓也が立ち上げた大阪発の演劇ユニット。主に関西弁口語のストレートプレイで、議論、口論、口喧嘩に立ち会うような会話劇を発表している。繰り返しの上演が望まれる作品づくり、また、大人の鑑賞に耐え得るエンタテインメントとしての作品づくりを意識して活動中。「エダニク」で第15回日本劇作家協会新人戯曲賞受賞、「人の気も知らないで」で第1回せんだい短編戯曲賞受賞、「ハイツブリが飛ぶのを」の脚本で第72回文化庁芸術祭賞新人賞(関西)受賞。